トンネル貯蔵庫
時をかけて醸された香りと味、
トンネルの中で出会う特別な焼酎
トンネルに眠る焼酎たち、
自然の力を借りて、
じっくりと時を重ねる。
ひんやりとした静寂の中で、
豊かな香りと深い味わいが
引き出されていく。
見学のあとは、
ショップで特別な一杯を。
地元の風土を感じながら、
心に染みわたる味わいを楽しんでください。
店内にて、選りすぐりの焼酎を試飲いただけるコーナーをご用意しています。
トンネル貯蔵庫で熟成させた長期貯蔵酒をぜひ味わってください。
※20歳未満の飲酒はお断りしております
※ドライバー・ライダーの方の飲酒は禁止です
※妊娠中の方の飲酒はご遠慮ください
天然の貯蔵庫「トンネル」で長期熟成。世界が認めた樽貯蔵焼酎
焼酎は熟成するほどおいしくなる?
焼酎は時間とともに熟成するお酒です。その過程は、短いものから長いものまでさまざまですが、特に樽貯蔵により長期熟成された焼酎は、味わいも香りも一段と豊かになります。では、その熟成期間が焼酎にどのような影響を与えるのでしょうか。
焼酎は新酒でもおいしい
本格焼酎の魅力のひとつは、新酒でもそのまま美味しく楽しめる点にあります。焼酎は蒸留酒のため、アルコール度数が高く、早い段階からフレッシュでさわやかな味わいが特徴です。特に、食中酒としても愛される本格焼酎は、新酒のキレのある飲み口が人気です。
長期間熟成させることでよりおいしくなる
しかし、焼酎が時間とともに熟成することで、さらに深みが増していきます。長期熟成させた焼酎は、甘みやまろやかさが増し、口の中でふわりと広がる豊かな味わいが特徴的です。特に樽で熟成させることで、木の香りやバニラのような甘みが加わり、味の層が深くなります。
長期熟成の段階と変化
焼酎の長期熟成には、年数ごとの違いがあります。1〜3年の熟成であれば、やや柔らかな印象を与えますが、5年を超えると味わいに厚みが出てきます。さらに10年以上寝かせた焼酎は、まるで熟成ワインのような複雑な香りを持ち、琥珀色も濃厚に変わっていきます。熟成の年数が増すごとに、その奥行きがどんどん深くなっていくのです。
焼酎の貯蔵方法って?
焼酎の味わいを大きく左右する要因の一つが、貯蔵方法です。蔵によって貯蔵に用いる容器や環境が異なり、それが焼酎の個性となって表れます。特に樽での貯蔵は、焼酎に甘さやコクを与え、まるでワインのように時間をかけて熟成されます。
容器や貯蔵庫の違いによる焼酎の個性
焼酎の貯蔵には、蔵ごとに異なる方法があります。壷で熟成させるものや、木樽で時間をかけて風味を引き出すもの。容器や貯蔵庫の環境が、その焼酎の個性を形作り、唯一無二の味わいを生み出します。
樽貯蔵は甘みが引き出される
樽での貯蔵は、「天使の分け前」と呼ばれる現象が起こります。これは、熟成中に蒸発して失われるアルコールのことで、その代わりに残った成分が濃縮され、甘味や深みが一層引き立ちます。時間の経過とともに、木樽が与える独特の甘さと香りが、焼酎の中で融合していくのです。
天然の貯蔵庫「トンネル」で熟成する樽貯蔵焼酎
そして、さらに特別な環境で熟成されるのが、天然のトンネル貯蔵庫です。トンネル内は一年を通して温度と湿度が安定しており、焼酎がゆっくりと呼吸するように熟成されます。この自然の力が、焼酎に深い味わいをもたらし、他にはない芳醇な樽貯蔵焼酎が生まれるのです。
熊本県への接続が期待された高千穂線延長工事は、熊本県側のトンネル内出水(昭和49年)により中止されました。
完成していたこのトンネルは一度も列車が通ることはありませんでしたが、内部の温度や湿度の条件が焼酎の貯蔵に適していることから、平成12年 樽貯蔵庫とし再活用を開始、地域活性化を目指し高千穂物産館「トンネルの駅」として再スタートしました。
今注目の樽貯蔵焼酎
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神楽酒造株式会社
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焼酎の色のひみつ
焼酎は、熟成するにつれて色合いにも変化が現れます。特に樽での熟成は、その色に大きな影響を与えます。
樽での長期熟成で琥珀色が深まる
木樽で長期熟成された焼酎は、樽からの成分が少しずつ溶け出し、時間とともに琥珀色に染まっていきます。この色の変化は、焼酎の熟成度を視覚的にも楽しむことができ、琥珀色が深まるほど、その中に秘められた味わいの厚みも増していくのです。
色の濃さは法律によって制限されている
しかし、焼酎の色は、酒税法によって一定の制限を受けています。樽での長期熟成によって深い色を持つ焼酎も、その色合いが濃くなりすぎないように調整されているのです。
世界が称賛する神楽酒造の樽貯蔵焼酎
神楽酒造の樽貯蔵焼酎は、長期熟成とトンネル貯蔵という、他にはない手法で作り上げられています。この特別な製法により、神楽酒造の焼酎は国内外のコンペティションで数々の賞を受賞し、その品質の高さを証明しています。世界が認めたその一滴は、口に含む瞬間、樽の香りと豊かな味わいが広がり、焼酎が持つ本来の魅力を余すことなく伝えてくれます。
造り手・佐藤社長より
- ■ トンネルの長さ
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1,115メートル
- ■ トンネルの温度
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年間を通して17度
- ■ トンネルの湿度
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年間を通して70%
- ■ 貯蔵樽の数
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約1,300本(変動あり)
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